森林保全プロジェクト(2021年~現在)

私たちは、ボリビアの公衆衛生および、生活環境の向上を支える活動を行っています。

ゴミのリサイクルや衛生概念の教育生ゴミのコンポスト事業や農業技術支援アマゾンの森林火災から生物を守り、森林保全を行う
技術支援を通して、現地の行政や市民が、問題意識を持ち、自律的な行動に繋がる人材育成、仕組み作りを行っています。

当会の紹介と活動の軌跡
ボリビア、日本での活動内容の紹介
ボリビアの文化や食べ物、人々の紹介

ボランティア消防士と地域住民に対して、焼き畑農業の適切な管理と啓発、森林火災の消火訓練を実施

事業目的

バジェグランデ市とポスレルバジェ市の各自治体における森林保全と森林火災予防管理における人員を強化し、ボランティアの消防士や地域住民に対して、焼き畑農業の適切な管理と啓発、森林火災の際の消火訓練を実施する

現地の状況

近年、ボリビアでは森林火災が大きな環境問題となっており、これらの火災は経済的・環境的損失を引き起こしている。主な原因は焼き畑農業。これに加えて長期の干ばつ、乾季での乾燥、高温と高風速等、気象条件等が森林火災をより拡大させている。
2020年6月1日から11月23日の間に、サンタクルス県のいくつかの自治体で一連の森林火災が記録され、チータノ森林保護財団の報告書によると、森林火災は合計2,255,912ヘクタールに影響を与えた。バジェグランデ市とポスレルバジェ市では、54,000ヘクタール以上が影響を受け、火事で大量の野生動物を失ったと示しています。
サンタクルス県はNPO法人DIFARの活動地域であるため、2020年の山火事ではボランティア消防士から支援・救援を要請され、初めて現地で消火活動・食糧物資支援を実施した。後にこの山火事の原因は、未申請で焼き畑を行った違法行為からその焼き畑の管理を怠ったために発生したと判明。ボランティア消防士から、今後山火事を発生させないために、山火事防止の啓発・講習部分の支援・訓練の要請を受けて、今回緑の募金一般公募事業として助成金を頂き支援・訓練を行うことになった。

表: 2020年までの毎月のサンタクルス県内で起こる山火事の分布数  (FCBC,2021)

森林火災の被害面積 (ha) 

自治体No Bosque(牧草地帯)Antrópico (道路、住居等)Bosque(森林)面積(ha)(合計)
バジェグランデジェグランデ36.7676892.86540.321
ポストレルバジェ13.64448019814.322

 表:バジェグランデとポスレルバジェの自治体で火災の影響を受けた範囲(FCBC、2021)

写真:火災で破壊されているバジェグランデのコミュニティ(地元Deber紙、2020)山火事は、経済的および環境的な大惨事を引き起こすだけでなく、火災の影響を受けたコミュニティの人々がこの状況によって健康が影響を受けないように立ち退かなければならなかった。

写真:バジェグランデの火災の影響を受けたコミュニティで働く消防士(paginasiente紙、2020)

事業場所

場所 バジェグランデ郡 サンタロシタ州 チョリージョ村
標高1816m
座標18,582813と63,958537oW
面積 2.5ヘクタール(2020年の火災の影響を受けた)
*この地域火災の影響を受けているだけでなく、サブケンカリオグランデ、プエンテラスラグリマス川の上流域に位置し、このコミュニティ水源であるため早急な保全が必要とされています。

場所 バジェグランデ郡 マシクリ州 アレナレス村
地理的座標18,941771oSと63,539597oW
標高 470m.s.n..m、
面積 2.51ヘクタール
*2020年の森林火災の影響を受け、リオグランデ川のほとりに位置し 周辺の保護としても機能するこの地域で森林再生が必要とされている。

事業内容

1.森林火災の影響を受けた地域の村人を対象に、環境管理、天然資源管理、防火、火災に直面した行動方法を訓練する。
2.森林保全と森林防火、管理、管理の問題に関するバジェグランデ郡のボランティア消防隊を訓練する。
3.ボランティア消防隊に、消火活動に必要な道具を装備する。
4.山火事の影響を受けた地域での森林再生のための植林

「国土緑化推進機構」の「緑の募金」からの支援