ネズミバンク(2003年~2008年)

私たちは、ボリビアの公衆衛生および、生活環境の向上を支える活動を行っています。

ゴミのリサイクルや衛生概念の教育生ゴミのコンポスト事業や農業技術支援アマゾンの森林火災から生物を守り、森林保全を行う
技術支援を通して、現地の行政や市民が、問題意識を持ち、自律的な行動に繋がる人材育成、仕組み作りを行っています。

当会の紹介と活動の軌跡
ボリビア、日本での活動内容の紹介
ボリビアの文化や食べ物、人々の紹介

~人々の栄養状態改善のために~

「ネズミバンク」は、DIFARが現地の人々の栄養状態を改善するために行ったプロジェクトです。
乳幼児や母親の栄養失調が深刻なサンタクルス県内の村落で行いました。
この地域ではタンパク源となる肉は近隣の大きな村や町まで買いに行かなければならず、日曜日しか買うことがででませんでした。(人々は日曜日に街へ買い物に出かけるのである)そこでタンパク源として貴重な食材となるクイ(天じくネズミ)(※)をDIFARが購入して増やし、地域の人々に無料で分配する仕組みをつくりました。クイを受け取った人々は、各家庭で飼育して数を増やした後、DIFARから受け取ったのと同数のクイを返せば、残りは自分たちの食糧として消費したり、自由に販売することができる、というのがこのプロジェクトの仕組みです。

その名の通り、DIFARが「ネズミの銀行」となって、現地の人々の食生活改善に貢献しました。

※このプロジェクトでクイを採用したのには、繁殖力が強いことと、クイの肉が鶏肉にてやわらかくておおいしく、現地の人々に好まれるという理由があります。

プロジェクト対象地域

・コマラパ市
・ベルデシージョ村落
・トレシージャ村
・ベジャビスタ村落
・サンイシドロ村